今どきのOHCやDOHCならバルブ駆動部品も少ないし
材質や表面処理なんかで摩耗も少なくなってて国産車ならバルブクリアランスなんて
調整せずに殆どのバイクが廃車になりそうですけど。。#59142;
古式ゆかしいOHVだとカム、タペット、プッシュロッド、ロッカーアームと
バルブ駆動部品も多いのでどうしてもクリアランスは広がりやすいから
調整は必須なんですよね。#59136;
モトグッチV9Bobberはメンテスケジュールとして1万キロ毎のバルクリ調整が指定です。
自分のボバーは中古車で初回1000km点検で調整してるか不明なので
5000km超えたし一旦、やってみましょう#59126;
って言っても縦置きVツインなので作業は楽々です。
まずプラグカバーを外して
プラグを取ります。
特にカブりなんかも見られず問題無さそうです。
後はロッカーカバーをパカッと外せば
ロッカーアームと御対面。
バルブクリアランス調整の基本は圧縮上死点を出すので
ネットで良く見るお手軽方法はメインスタンドで立ててプラグホールに
物を入れてピストン高さを#59025;見つつタイヤを回す。ってのが多いんですけけど。。。
自分のV9ボバーはメインスタンドも無い#59136;のでもっと簡単に
ギヤを3速位に入れてクラッチ切らずに前に押しながら
ロッカーアームの動きを見て一本づつ調整します。
ちなみにマニュアルとかで圧縮上死点を出すのは吸気排気同時にやる方が
作業工数が減るからであって一本づつやるなら
吸気側は排気側が動き始めた時、
排気側は吸気側が閉じ終わった時に
カム山に乗ってない時に調整すれば問題なし。
先人の方のHPを見ると
基準は吸気側 :0.15mm 排気側:0.20mm
らしいのですが現状は
左バンクの吸気側:0.23mm
排気側:0.28mm
続いて右バンクの排気側は0.30mm
吸気側:0.17mm
ソコソコにズレてました#59142;
全部、前述の基準に合わせて元通りに組めば終了#59140;
おまけでベルハンマーもかけてみたけどオイルで直ぐに流れて意味ないかな?
今回、せっかく開けたのでプラグも新品に交換します。
後はプラグカバーも組んで近所を一周りしてオイル漏れしないことを確認して終了#59120;
ちなみに調整の効果としてはちょっとガチャガチャ音が小さくなったかな#59139;
って位で大きな違いは感じ難いですねww
それでも気分的にはスッキリしたのでコレでツーリングも気持ちよく行けます#59120;
しかし、ホントこのVツインはバルクリ確認・調整がらくらくですね~。
普通のVツインならフレームなんかが邪魔になって作業がやりにくいと思いますが
モトグッチはバルブカバー外したら周りに何もないし高さも低すぎず実にやり易い#59126;
次は1万キロ辺りで一回開けてみて拡がり具合の確認しようっと#59120;
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